■ 12/11(火) 病気をすると、とにかくお金がかかる。
主治医の先生は、どうやら僕の懐具合を考えて、高いBCAAでなくとも、BCAAを入りの飲料とか安いサプリでもいいよという意味で、服用をやめようかと考えてくれていたようだが、確認すると、やはり飲んでいて欲しいようだ。
これはなるべく肝臓ガンに移行するリスクを減らすための予防としての投薬なのだが、実は肝臓を痛めている一般の準健康人にも飲んで欲しいアミノ酸なのだそうだ。
事実、とりわけ健康なアスリートたちや、ジム通いをして体の鍛練をおこたらない人たちも、BCAAとたんぱく質を積極的に採り入れているが、これは健康体にとっても、筋肉増強だけではなく、肝臓保護の意味合いとしても価値あるらしい。
で、先生には、お金がなくて時々来る期間が空いてしまうかも知れませんけど、来年から一生懸命お金を稼ぎますから、これまで通りベストの治療を続けてくださいと言って、先生の同意を得た。
診療代2800円と薬代(BCAAの表品名である「リーバクト」と、ウルソ錠、ビオフェルミン、ピロリ菌がいることが判明しているため、胃潰瘍対策にとして「プロマックD錠」と、さらに「パリエット錠」を。この「プロマックD錠」のいいところは、体内で「亜鉛」として乖離し、免疫力やたんぱく質合成、細胞修復にもかかわってくれるところ)9820円は、もうこれ以上は安くならない。
4週間後とに1万3000円というのは、今の僕にはまだキツイ金額だが、こればかりは仕方がない。
■「他の必須アミノ酸や非必須アミノ酸の服用してもいいですか」
と尋ねたら、いや、そんな必要はないと言ってたのだが、
「では、ビタミンBのコンプレックスを飲むのはどうですか?」
と言ったら、
「うーん、病院だとビタミン剤は出せないんだよ。B6(だったと思う)だけなら出せるんだけど。市販のサプリで安いのがあるでしょう。それを買って飲みなさい」
という答え。
もちろん薬を出してくださいと言う意味ではなく、サプリを買うつもりだったんだけど、アミノ酸のコンプレックスは必要ないけど(ただし食事でたんぱく質を意識して摂る)、ビタミンBに関しては必要ないとは言わなかった。むしろ必要というニュアンス。
(年末とにかく混んでいて、中待合室で診察室から漏れてくる声を聞いていると、先生、常連さんたちと冗談を言い合いながら、
「いやあもう、お昼ご飯も食べられなくってさ。お腹空いた」
の連発。
疲れがピークに達しつつあるのは顔色でもわかったし、それ以上は今回尋ねなかった。とにかく1時過ぎてもまだ患者がはけないから、午後の診療やその前の手術&検査の時間もあって、ぶっ通しで働き続けているのがあきらかだったから。
先生、もうお年が73歳ぐらいのはずだから、ムリして欲しくないなあ……先生が体調を崩されて廃業なんてことになっちゃったら、湘南から名医がひとり消えることになっちゃう……
さて、風呂上がりに並行輸入のビタミンB剤を注文しなくては。
お金かかるなあ……