✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 11/1(木) しばらくヨガから一定の距離をおくことにしよう。 

どうやら睡眠障害の少なくともひとつの原因は、

「骨格のゆがみ」

だったようだ。

それが原因のすべてかどうかはわからないまでも、今日確信したのは、骨格がゆがんでいたせいで、いろいろな障害が現れていたということ。

 

■ まず、カフェインに関してはまったく影響がなかった。カフェインに対する過敏症とかいったことではないようだ(以前はコーヒーをがぶ飲みしてもグースカ寝られていたんだし)。

コーヒーなどを午前中だけに限定しても睡眠障害が軽減することはなかったし、その後友人とランチ後にお茶したときにカフェインをかなりの量摂取した(つまりコーヒーがぶ飲み)けれども、睡眠障害に変化はなかった(ように思う。寝ている間はわからない)。

 

しかしカフェインに関しては、睡眠障害だけの問題ではないし、「せめて夕方まで」という多くの医者の書いた本に従って、夕方の休憩以降はとらないようにするつもり。

 

■ もうひとつ、最近の体調不良として、首筋が張り、肩から肩甲骨辺りが凝り固まった気がしていたのだが、わずか数日間ポールに乗って脱力しただけで、首から背中にかけての凝りがほぼ解消し、同時にぐっすり眠れたのだ。

(まだ何日も続けないと結論――それも仮の結論――は出ないけれども)

 

実は有吉与志恵さんの「コア・トレーニング(略してコアトレ)」に出会ったのは、劇症とも言うべき肩の痛みから、救いを求めるように書店で本を手にしたことから(もう4年にはなるから、かなり長期間苦しんだ)。

(“コアブーム”とも呼ぶべきその後の健康本にて、このコアがまったく誤解されるようになってしまったのは残念。有吉さんはどうやら、コア・コンディショニングと呼ぶようにして、さらにその中に、リセット・コンディショニングとアクティブ・コンディショニングという言葉を使うことによって、自分で系統立てていったコアトレの再統一をはかっているようだ)

とにかく背中に腕を回せない、上に上げられない、襖も閉められなければセーターやシャツを整えることもできない。

しまいには熟睡している最中、寝返りを打った瞬間に「ぎゃっ」と叫んで飛び起きるほど悪化していたのだが、肝臓にかかる治療費が精一杯で、とても整形外科に行く余裕はなかった。

まさに藁にもすがる思いだった。

コアトレが実際肩の痛みに効いたかどうか定かではないうちに、「マッケンジー法」と呼ばれるアメリカ発の腰痛を主体にした運動法(実はこれも骨格のゆがみを矯正する方法)で劇的に良くなったため(今でも欠かさずやり続けている)、有吉さんのコアトレから離れる結果となってしまった。

 

ところがヨガにも限界を感じ(これは今やっている深堀真由美さんのヨガをいったんやめて、さらに基本のヨガにレベルダウンしてみようと、新しい教本を注文中で、これによってヨガとどのようにつき合ったらいいかを考えていきたいと思っている)、しばらくは朝晩ともに有吉さんで攻めていこうかと(^_^;)。

とにかく朝のヨガは、できないポーズはもう苦行に近くて、ヨガの前にテレビ体操で体を温め、そのテレビ体操で傷めないようにとマッケンジー法で肩をほぐし、膝関節体操で膝をメンテナンスしてからようやくヨガという、なんだかどこかおかしいんじゃない? という疑問を抱き始めていて、現在新しい本や健康術を勉強して、もういちど自分なりのメンテナンス方法を構築しなおそうと思っている。

その間、自分に合っているし、実際睡眠障害や凝りに効果が絶大だったコアトレ――ストレッチポールを使う『アスリートのためのコアトレ』と、使わない『コアトレ スタートブック』を朝晩それぞれやるつもり。

有吉さんのコアトレは、リンパ・マッサージやフット・コンディショニングの概念も非常に重要な要素として採り入れていて、体の柔らかい女性は別として、ヨガをやるよりもこちらではないかという気がしてきたのだ。

 

■ 深堀真由美さんのヨガをやり始めたのは、ヨガの先生の本の中ではポーズを取りやすく、わかりやすかったため。

深堀ヨガ(と勝手に命名)の教室がもっと近ければ(って渋谷だからどうしようもない)通ってみたい気もするが、彼女の本を3冊やってみて(中身はほぼ一緒で、アプローチの仕方が違うだけと言っていいから、かなり長期間のお付き合いとなっている。現在の本だけでももうすぐ6巡目が終わる)、

「合わないかも……」

と思い始めてしまったのだ。ようやく。

どうも瞑想や体のためのヨガではなく、ポーズのためのヨガという、本末転倒なことになっているんじゃないかと。

ヨガをやるために体を温めたり(ホット・ヨガもそのひとつのアプローチだと思う)、関節をほぐしたりって、そんなのどこかおかしいんじゃないかって。

もしやるとしても、ヨガの先生方はみんな、

「明け方、窓を開けて新鮮な空気を採り入れて……」

みたいなことを言っているけれども、体の硬い人間にとって、朝いちばんの体が冷え切ったときにヨガをするのは、かえって怪我につながるような気がしている(実際、手首を傷めてしまったことがある)。

やるとするなら、体が温まっている夜とか、寝る前お風呂に入ってしばらく休憩した後にすべきじゃないかと。

しかしこれは瞑想とかメディテーションとかいった意味合いとはまたズレて来てしまうと思うんだけれども、瞑想やメディテーションは、特にポーズをとらず、せいぜい半跏趺坐、結跏趺坐あたりでも十分できることだと思うし。

 

この2つの融合というのは、実はかなり難しいもので、

「誰でも簡単にできる」

っていうヨガの触れ込みは、実は誇張じゃないかと。

誰でもじゃないよと。

少なくとも体のゆがみが是正されてからじゃないと辛いよと。

(自分の身体を自分で動かして取るポーズのことをヨガでアーサナと言うが、本来は蓮華座(パドマアーサナ)という「瞑想の姿勢」を長時間取るための鍛錬方法として発展してきたもの。

仏教で言えば座禅にあたるものだが、最近のヨガではこのアーサナをおこなうことが主眼となってしまって、その先に目指すべき“瞑想”の世界が忘れられがちになってしまっているという(ただしこっちで間違ってしまうと、オウム真理教のようなおかしな新興宗教に走ってしまう……)。

仏教で座禅のための座禅をやって、瞑想まで届かない状態に明け暮れていたら、そりゃおかしいだろうと理解できるかと思う)

 

■ だったら、膝関節の体操、肩関節の体操に加えるのは、ヨガではなくコアのトレーニングじゃないかと。

単純に、そっちの方が気持ちいいし。

(コアトレや新しいヨガの本では、体の柔軟というのは、そもそも「どれだけ曲がるか」ではないと言っているし、この辺りをまず勉強してから、体の奥の方へと勉強を深めていきたい)

 

なんどもヨガにチャレンジしては挫折するというのは、なにも男ばかりではなく、女性にも多いと聞く。

どうも有吉さんの教室に行くと、いまや満員の場合が多いというのも、みんなだんだんと気づき始めてきたんじゃないかという気がしている。