✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 11/1(木) イケアと100円ショップで買って良い物。

パナソニックが2期連続で7000億円という赤字決算になることが発表されたけど、その原因のひとつとして、製品のデザインが世界の購買者に訴求していないことも挙げられていた。

これはイケアなど製造業にも言えることで、イケア人気のひとつが、そのデザイン性の優秀さだったことは確かだろうと思う。

 

さきほど家具についてはいくつか文句を言ったけれども、デザイン性と安さからすると、イケアでの買いは、雑貨や調理器具などの小物と、カーテンや布団&枕カバー等も含めた“キレ”類だと思う。

これらは家具類とは違って、曲がっちゃうとか重いとかいった欠点が少なく、しかも外国人デザイナーが主導した製品が、感性として、日本の若い世代にすんなり受け入れられたことが大きい。(今さら言うほどのことじゃないけど)

今でも同じ値段の日本製のカーテンだの布類だのを探そうとすると、

「どうしてこのデザイン?」

と首をかしげてしまうものが多い。しかもずっと高い!

(たぶん斬新なデザインの製品には、

「こんな奇抜なデザインを買う家族なんかいるかねえ」

と、課長や部長クラスがハンコを押さないからじゃないかと愚推してゐる)

入社以来美術館のひとつにも足を運ばなかったような部課長にキバツなデザインと呼ばれてしまった若いデザイナーは、江古田か吉祥寺あたりで苦い酒を呑むんだろうな (-ω-;)。

 

■ 悪いクセで話が飛んだ。

一方、一流好みと自負する人間たちが、蛇蝎のごとく嫌っている100円ショップにも、買ってよいものがあって、まずは「工具類」である。

ペンチとかドライバーとかそんなやつ。

釘の種類とか製品の種類とかについてはホームセンターの足下にも及ばないが、ホームセンターで1500円ぐらい平気でするドライバーが100円で買えちゃうんだから……切れ味が如実に出てくるノコギリ以外は、100円ショップで十分だと思う。

釘を叩くとハンマーの先がすっぽ抜けてどこか飛んでいきます、なんてとんでもない製品をあつかってるわけじゃなし。

同じく文房具の大半。紙袋。プレゼント用の包装紙なんかもふつう使いには十分。手帳とかノートとか、文房具集めを趣味にしている場合は別だけれど、大昔、駅にあった「駅の売店」(現;キヨスク。一部キオスク)で売っていた紙袋が、平気で300円も400円もした「人の足もと見やがって商法」が通じなくなったのは、この100円ショップの果たした大きな役割のひとつ。

(それほど大げさじゃあ……)

 

こうして併記してみて気がついたことは、両方とも「小物」にキーワードがある点。

デザイン性に優れた小物は100円ショップより高いけど、デザイン性に劣った国内製品よりはるかに安いイケア。

(優秀なデザインの優秀な日本製品はもちろん別問題。僕は高くてもこっちを選ぶ。欲しいと思わせるようなデザインが少なく、どこのメーカーでも同じような物が多いので二の足を踏んでしまうだけ)

あんまりにもデザインがダサすぎて、笑っちゃうぐらいダサすぎて、それがかえって「優れたデザインに見える」と感じる人間なら100円ショップが断然オトク。

という棲み分けが成り立っているような気がする。

(だからそんな大げさなことじゃあ……)

 

しかし、イケアからパナソニック、100円ショップまで、どうしてこうも話が飛ぶんだろう我が輩。

たぶん別の観点からしゃべり始めたりする、きっと倒れるまで止まらないような気がする…… (-ω-;)