✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 9/16(日) ②今日の日記。

11時55分。

正味わずか2時間で、ノルマ5枚書き終える。いったい夜までだらだらと書いていた昨日はいったいなんだったんだろう。

集中すれば、2時間で仕事を終えられるということだ。しかし、しばらくはそういう訳にはいかない。午後少しゆっくりしたら、賞狙いの別原稿にかからなければ。

最後の連載分を書き終えても、メシを食うためには新シリーズの原稿&プロットを書き続けなければならない。

それが一段落したら、まった別ジャンルの小説を1本。さらに別ジャンルの構想が2本分出来ているし、まったくのエンドレス。

やはり週に1日は強制的にプールで泳ぐ日。あと1日は自由、あるいは所用をこなす日にあてるなど、週休2日制を確立していかないとダメだ。

f:id:blueseashell:20120916115356j:plain

 

 14時。

食事および洗い物終了。パッタイ。

f:id:blueseashell:20120916133033j:plain

海老などというこ洒落たものはないので、豚のひき肉(赤身70%)にて。

ニラ、もやし、卵。

2人前のパッケージだが、1人前ずつ小分けになっていないので2人分作らなければならない。こういうところは独身生活でデメリット。

自然、今日の夜も同じ物になってしまう。米の粉で作られた麺だから、明日になったらひどくマズイものになっているだろうからしかたがない。

f:id:blueseashell:20120916115356j:plain

 

16時45分。

15時過ぎまで昼寝。熱いシャワーを浴びてちょっとばかり読書。別に買う物はないのだが、気分転換にこれからコンビニかスーパーまで。マックの美味しくない100円コーヒーを飲むかどうか思案中。

家でドリップして淹れた方が数倍美味しいのはわかっているが、そうすると一日中部屋の中にいるような気がして。

狭い独房に長期間入れられると気がおかしくなるという囚人の話が実感できる。

f:id:blueseashell:20090715213926j:plain

 

 18時40分。

饅頭と炭酸水、2割引だった刺身の小パックを買ってから、やはりマックへ。

100円コーヒー一杯で、賞狙いの原稿の細部が浮かぶ。安いものだ。

やはりわずかでも環境を変えることによって、脳が刺激されるんだろう。

しかし本日はこれから1ページのみに留めようと。

体調不良で途中までなっていた映画の他にもう1本見なければならないから。火曜日が返却日。これこそ郵送返却100円をケチらないで出すべきだな。時間対費用を考えると。

f:id:blueseashell:20120916184936p:plain

 

22時半。

『その土曜日、7時58分』鑑賞終える。

スロートレーニングの腹筋2種。アームカール。腕立て伏せ20回。

中国の反日デモ。果たして民衆の何割が日本に対して暴徒化しているか、実はわからない。

香港返還の日、日本のマスコミはこぞって招待された香港へ入ったが、僕ら取材班はあえて北京に入った。

天安門広場で祝賀行事が行なわれていたが、それはすべて共産党から招待された階級のみ。

一般民衆は広場の周囲を取り囲んで、上空の花火を見るだけ。まったく報道されなかったと思うが、その周辺の主要道路には武装警察が大挙して不測の事態に備えていた。

何時だったか、夜も遅くなってから広場が一般民衆にも開放されたとき、いかにも庶民の格好をした人々が、家族連れで広場に陸続と入って見学を始めた。我々もそれにまぎれて広場に入り、写真を撮りまくった。

言わば祝賀祭典は対外&対指導者たちへのパフォーマンスで、香港はさらにその色が濃厚だったようだ。

僕らは取材を終えた後、友人の中国人に連れられて北京の郷土料理とビールで腹を満たしていたが、広場の様子を食堂内のテレビで見ていた中国人たちは、とりわけ感激した様子もなく、まるで野球の中継を見ているかのように、淡々と食事を続けているのだった。

 

ことほど左様に、中国内部の様子は、マスコミのテレビカメラを通してでは決してわからない。

道路で壁によりかかって睡眠をむさぼる武装警官たちの横を通る時には怖さを感じたが、慣れてくると、彼らはかなり遠くからバスやトラックで動員されてきて、不眠不休で警備をしていたらしく、疲労がピークに達しているようだった。

カメラを持って通り過ぎる我々を呼び止めようとする人間は誰もいなかった。

 

今回のデモ騒ぎも、おそらく何割かは中国当局の意を受けた人間たちが紛れ込んでいるはずだし、民衆はそれに便乗しているものの、実は反日よりも反政府といった感覚が強いのではないかと思う。

「反日」のポーズをとることで、破壊活動が多めに見られるからだ。

18日の柳条湖事件の盛り上がりを抑えることはできないから、それが過ぎて民衆の熱が少し冷めてきたら規制に乗り出す腹づもりだろうが、それで収まるかどうかは、中国の民衆の不満がどの程度のレベルにまで達しているかによる。

北京や上海などの大都市はまだしも、南京の奥までプライベートで旅行をしたときにも、警察の建物を取り囲む泥だらけの農民たちの“叛乱”を三度も目撃した。

「停止吧」

と言っても、タクシーの運転手は危険だといって車を停めなかったが、そうした光景は珍しくもなんともないそうだ。彼は責任感の強い男で、“客人”である僕に万が一のことが起きないように配慮してくれていたのである。

 

さて18日を過ぎても、大都市以外の、とりわけ中国の中でも貧乏な地域の暴動が収まるかどうか。

場合によっては、中国内部で力関係が動く結果となるかも知れない。