✨どしゃ降りだっていいじゃないか。最後に晴れれば✨

小説家・小宅高洋(新ペンネーム)のひとりライフ。

■ 7/12(木) ②なぜメンテナンスをバカにする人がいるのかわからない

深堀さんの『基本のヨガ入門』、2読めを終える。明日はまた第一章から。

全身の血が流れ始めるというか、丹田の呼吸とともに、内部から目覚めていくがよくわかる。

こうしたメンテナンスは、とりわけ女性の場合、結婚前の若いうちか、子育てを終えた第2の人生を迎えないとなかなかできないと思うが、それでも子どもが学校に通うようになり始めたら、ヨガに限らず積極的に体を整えていく努力が必要だろうと思う。

 

これは体はもちろんのこと、精神面でのストレス解消にも必要なことだと思う。

最初は仕事で疲れてるんだからやる気が起らないなんて思うけれども、そこは習慣の動物である人間のこと、意識しないでも日課となってゆくのは日常の家事と同じこと。

水泳でもなんでもいいから、週に1度そうした機会を作っておいた方がいいと思う。

 

僕の会社での先輩や同期の人間にもいたけれども、奥さんが病で倒れた時、まだ子どもが小さかったりすると、傍目で見ていても気の毒なぐらい憔悴していった。

また、運動を一切しないで不規則な生活を送っていた先輩で、病気持ちじゃない人間は少なくとも僕の知る限り一人としていなかったし、中には重度の病気にかかってしまい、何ヶ月も入院を余儀なくされ、ワーカーホリックだった人間が、仕事を適当に流していたお気楽人間よりもトータルとして働いていない、働けなくなってしまうケースもあった。

 

とりわけ編集者ということもあってストレスもたまり、高血圧、糖尿病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、偏頭痛、痛風……ありとあらゆる病気のオンパレードだった。

僕が大好きで、なおかつ数少ない優秀な編集者だった先輩は、胃ガンにかかってしまって亡くなってしまった。

 

一方で意識して、たとえ週1回でもプールで泳いでから出勤するとか(夜が明けるまで働くのがめずらしくもなんともない世界だったから、出勤時間などにはあまりうるさくなかった)、土日のいずれかは山歩きに充てるとか、テニスの同好会を作って参加するとか、そうした先輩たちに大病をわずらう人は少なかったと思う。

 

体と心のメンテナンスをするというのは、もちろん自分自身のためでもあるけれども、愛する家族のためでもあるということを忘れてはならないと思う。

だからマージャンとかカラオケとか、たとえ人付き合いが悪いと言われようが、はっきりと断った方がいいし、事実十年二十年たった後では、人生大逆転しているケースもまためずらしいものではなかった。

(卵と鶏の関係になるかも知れないが、出世して取締役になった人間は、総じて健康だったことは事実である)

 

筋肉運動にしても、ストレッチにしても、ヨガにしても、1回に15分~30分ついやすだけで、その効果ははかりしれない。

それを週に1~2回繰り返すだけなんだから、よほどの激務であるとか、昼夜逆転の仕事にでもついていない限り(そういう人こそやるべきなんだけど……)、やらないのはただの言い訳に過ぎないと思う。

それに、こうした習慣をつけてしまうと、ムリにダイエットする必要もなくなり、体は自然と動きやすい体型・体重で維持されていく。

 

そしてその最中には、僕の場合はメディテーション音楽だけれども、好きな音楽をかけて、終わったあとにはシャワーを浴びたり、美味しいお茶を淹れたり、スウィーツを食べたりと、自分自身にご褒美をあげて、「その時間がいかに楽しいか」を、体に染み込ませてやる。

 

同僚と毎日のように酒を飲みに行く、あるいは取引先の接待をして一切運動をしない人間と、そうでない人間とは、十年二十年たった後で、まったく違う人生が待っている。

 

たとえ出世しなくとも、老後は長い。